バイオエレクトリクス研究センター キックオフシンポジウム


2009年5月12日
熊本大学工学部100周年記念館

熊本大学バイオエレクトリクス研究センターは2007年10月に設置され、バイオエレクトリクス分野における世界的先導拠点としての地位を確立すべく、教育・研究を進めてきました。 昨年度には新しく2名の専任教授を迎え、さらに今年4月にセンター専用ラボラトリが開設されたことにより本格的な研究体制が整いました。 これを契機として、センターのキックオフシンポジウムを開催しました。

開会の辞の後、谷口 功 学長が挨拶されました。谷口学長の専門が生物電気化学 (バイオエレクトロケミストリー) であることから、バイオエレクトリクスにも強く関心を持たれていること、センターの今後の活動への期待が語られました。
続いて Karl H. Schoenbach 教授 (Frank Reidy Research Center for Bioelectrics, Old Dominion University) による特別講演が行われました。
"Bioelectrics - Using Pulsed Power Technology to Control Cell Functions"と題された講演の後には、谷口学長をはじめ多くの参加者から質問が寄せられ、活発なディスカッションが行われました。
講演後には、Schoenbach教授より熊本大学のバイオエレクトリクス分野における貢献を讃えて記念メダルが谷口学長、秋山 秀典 前センター長、勝木 淳 センター長に贈られました。
休憩後、勝木センター長より、センターの概要、研究内容および実験設備が紹介されました。
また、教授陣により各分野の研究内容が紹介されました。

基礎バイオエレクトリクス分野
高野 博嘉 教授

極限バイオエレクトリクス分野
後藤 元信 教授

医療バイオエレクトリクス分野
矢野 憲一 教授

国際連携バイオエレクトリクス分野
Hamid Hosseini 教授
最後に秋山教授より、今後のバイオエレクトリクス研究センターにおける展望が提示され、閉会となりました。